こぐまのここぐま子育てブログ(旧こぐまの切迫早産入院中(´; ω ;`))

こぐまです。
現在1歳のここぐまを育てています。

このブログは産前切迫早産で入院したときに開設しました。

現在は更新が滞り気味ですが、暖かく見守っていただければ幸いです。

2016/6/27 出産レポート5 分娩

もうずいぶん間が空いてしまった出産レポート。


予告は

出産レポート5 『子宮口10センチ〜いきむのむずかしい(´;Д;`)』

でしたが、

ここからいっきに分娩まで書きたいと思います。

(さすがに一ヶ月も経つと少し記憶がうすいのです。。。)



お産のときのこと。ぼんやりと覚えているのは、

ここぐまのお父さんが、私のおでこをなでていてくれたこと。

お腹が痛くて苦しかったけど、頭をなでられていて、

安心していたことです。

立ち会ってもらえて、本当によかったです。

それで痛みが和らぐわけではないんだけど、

精神的に安らいでいられました。


子宮口が10センチ開いて、陣痛の波がきます。

ついに、LDRのベッドが、分娩台の形に変形しました。

足が開かされます。不自然な形で窮屈です。


陣痛はとても痛かった。

種類としては、生理痛の延長のものだと感じました。

でも、桁が違います。

おぼろげな記憶ですが、

もう痛い、死んじゃう、死にたいーっと助産師さんに泣いたような気がします。

死んだほうがマシだと思うような痛みです。

でも死ぬことはできません、使えるコマンドは、耐える、のみです。。。


助産師さんが、手でぐっと肛門のあたりを押さえてくれます。

たぶん、脱肛させないためなんだと思うのですが、痛い・・・

時折、会陰を柔軟にするために、指が入ってくるのですが

それも痛い><

でも陣痛のほうが痛いです・・・。


途中、導尿カテーテルが挿入されました。

痛いです・・・と、うめいた気がします。


しかし、これだけ痛かったし、実際かなり取り乱していた気がするのですが、

助産師さんにあとで聞いたら、「そんなに取り乱してなかったよ」と。。。

うーん、、、わからないものです。。。。


だんだん疲れてきたみたいで、陣痛の合間に、

不可抗力的に意識が飛びます。。。

寝てしまいそうになります。


呼吸、しっかり吸うように言われました。

助産師さんの呼吸のリードにあわせて、まねして吸っても、

疲れてるせいで、うまく呼吸できなくなってきました。


呼吸サポートする、口と鼻を覆う器具が装着されました(名称不明・・・)

大した器具じゃないと思うのですが、それさえも、陣痛でへろへろの私には、

余計に呼吸ができない感じがして、つらかった。

でも、抵抗する力もなくてされるがままでした。


子宮口は10センチ開いてる。でも、胎児が降りてこない。という状態。

私には、いきみたいという感覚がなくて、だから、

いきむのがよくわからない→胎児が降りないという感じです。

助産師さんが、「次はいきんでみよう」と、タイミングを教えてくれます。

そのタイミングにあわせて、必死にいきみました。



しかし確実に疲れていたみたいで、陣痛が弱まってきているようでした。

途中で陣痛促進剤が追加されました。

陣痛促進剤を使う許可の書類にサインをさせられました。


これで、痛みは激しくなる。でも生まれるから

この痛みから解放されるのかな、と、うっすらと思いました。


また何度かいきみました。

陣痛が痛い、いきみたい感覚はないけど、そのタイミングで

下腹部に力を入れるのは、とても大変でした。

「髪の毛が見えてきてるよー」といわれた気がします。


しかし、その状態から進まないみたいでした。

私も、もうへろへろで、お腹を切って出してほしいとさえ思いました。


そんな状態で苦しんでいると

吸引分娩をしますと言われ、突然あわただしくなりました。

助産師さんの数も増えて、先生も二人きました。


会陰切開するから麻酔しますね、といわれました。

ああ、やはり会陰切開するのかと思いました。。

麻酔のおかげか、陣痛のせいなのか、痛いは痛いけど、

叫ぶほどは痛くなかったです。

あれほど恐れた会陰切開ですが、

身体の表面に近い部分の痛みと、陣痛という内臓の痛みだと

内臓の痛みのほうが勝つみたいです。。。


しかし吸引分娩にはなりませんでした。

なったと思っていたのですが、後でよく聞いたらなっていませんでした。


先生に「ちょっとお腹押すよー」といわれて、上に乗られて

ずるるっと出ました。

お産の後に聞いたところ、

これなら、お腹押したらでると、先生が判断したそうです。


とても疲れて、へとへとでした。

ぼんやりと、赤ちゃんを見ました。。


いわゆる出産のイメージ、

わが子と対面、感動、幸せ、という感じではなかったけれど、

産んだ瞬間、もうこれでわたしはいつ死んでもいいのだと、

頭の中に浮かびました。川に遡上した鮭のようですね・・・

自分に天命は、果たしたのだと感じました。


出産レポート6「後産と、カンガルーケア」に続く

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