今日が、今回の妊娠出産で入院する

さいごの夜です。

すごく、不思議な気持ちです。

卒業式みたいな気持ちです。

64日＋６日の、こぐまがここにいた時間は

人生の中で、ごく短い瞬間。

体験したことは、とても特別なことだけど、

産前産後の、脳は、平時よりも

これを記憶する能力が低くなっているだろうから、今こんな気持ちであることも、

これからの日々に埋もれて

あっという間に忘れていくのでしょう。

だから、せめて今書き留めたいです。

この、産後入院は、いろんなことがありました。

精神的にも、やられたりしました。

いまもまだ、少し変かもです。

精神的なことで

悩んだ時に、すみやかに相談できたのは

先生も助産師さんも看護士さんも、

二カ月もお世話になっていたからです。

たいへん親身になっていただきました。

人見知りでコミュ障なわたしが、

素直に話せたのは、

産前も、毎日のようにお世話になっていて、

何もなくとも、優しい言葉をかけて

もらっていたからです。

ひとりひとり思い出します。

お礼を言いたいことがたくさんあります。

この大きな病院の産科では、毎日のように

お産があるし、切迫で入院するひともたくさんいます。

わたしは、ここのスタッフさんがお世話した切迫早産の患者がたくさんいる中の、ほんの1人だと思います。

でも、わたしは、一生忘れない気がします。

そんなこと今思っても

きっと、これからの忙殺されて、

少しずつ忘れるのだと思うけど…

いまはそう思います。

もしも…

幸運にも、つぎの妊娠があるならば、

またこの病院で産みたいです。